ホンダフリード、左FrドアからRrバンパにかけての修理作業を進め、エアーにて
パネルをきれいにしていた所、「パリパリパリッ」と左サイドシルの塗膜が剥がれてしまいました。(修復歴あり、今回案件での損傷はありませんが塗装範囲になります)
塗膜の剥がれた部分のパネルを見てみると他社での以前の修理で、塗装とパネルの密着を高めるために必要な下処理「足付け作業」がされていない状態でした。このような状態の上から、今回の塗装をしても、きれいには仕上がらず、塗装の機能も保たれません。
以前の修理で、お客様がご理解、ご納得した上での作業であれば、また別の話となってしまいますが、その車の安全性、機能性を確保するためにも修理の「基本」は大変重要です。
「修理の品質」もそこで決まります。
この後、不具合の起きている部分の下処理作業を行い、塗装へ。きれいに仕上がり納車できました。
当社に入庫してくるお車の中にも、この下処理がされていないであろうお車、結構見かけます。
同じ鈑金塗装業者でも、鈑金塗装に関する知識や、車体整備に対する意識も違いがあって当然ですが、基本を怠った作業を目の前にした時、同業者として、とても悲しい気持ちになります。
ホームページに、「鈑金塗装基本作業工程」が記載されていますが、当社は基本は崩さず
細かいところまで作業をしますので、仕上がりが違います!
車は、日々高度化し車体構造、使用している部材、修理方法も進化し変化していきますが、
修理の「基本」は変わりません。
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